コラム ヘッダー

内視鏡検査のご案内

大腸内視鏡検査

日本人の大腸癌が増えている

ご存知ですか?年々増えている大腸癌!

日本人の食生活が欧米化するにつれ、大腸ポリープや大腸癌の発症が増加していることを知っていますか?

大腸ポリープの一部は大腸癌の予備軍です。

検診で便潜血陽性の方、便秘・下痢・便が細いなどの症状のある方は、精密検査をして早期発見に努めましょう。

その他に、潰瘍性大腸炎やクローン病などの診断にも内視鏡検査は有効ですので、下血・下痢・腹痛などの症状のある方はお気軽にご相談下さい。

大腸内視鏡検査で早期発見・早期治療

肛門から内視鏡を挿入して、盲腸までの大腸と小腸の一部を直接観察し、病変を見つけるために行います。

もし病変が見つかれば、良性の病変と癌を区別するため、一部をとって顕微鏡で調べる検査(生検)を行います。

ポリープや早期癌なら、検査と同時に治療(手術)することもできます。

検査時間は10~20分程度で終了します(ただし、過去に腹部の手術を受けた方で腸管との癒着がある方は多少の検査時間を要します)。

当院で新たに採用した大腸内視鏡であるEC-L600MP7では特殊光を使用した観察が可能であり病変の詳細な診断が可能となりました。

また以前から採用していた極細径EC-530XPに変えて極細径ロングタイプのEC-L600XP7/Lを導入しており、
これまで挿入困難であった腸管過伸展の方・術後腸管癒着のある方・痩せた女性に有用です。

検査は極力通常径の大腸内視鏡で行いますが、挿入困難な方や腸管癒着の疑われる方では相談のうえで初めから細いスコープの内視鏡を使用いたします。

大腸内視鏡検査の流れ

検査は完全予約制で、前処置の下剤服用を自宅にて行っていただきます。検査開始まで自宅にてゆっくりお過ごし下さい。

下剤服用から検査可能になるまでには2時間程度かかります。

おなかがきれいになったら検査開始です。検査中は炭酸ガスでおなかが張りますが、検査後すぐに元に戻りますので心配はありません。

検査希望の方へ

(1)事前に受診していただき検査日の決定と大腸カメラについての説明を行います。

(2)検査日が決まりましたら、検査前日のお食事と下剤の内服の説明を行います。

(3)検査当日:前処置は1800mlの腸管洗浄液(マグコロールP)をご自宅で内服していただき、おなかがきれいになったら検査OKです。検査開始は14時からとなります。

(4)検査時間は10~20分程度です(ポリープ処置する場合や挿入困難な場合は多少長くなります)。

(5)検査終了後は帰宅OKです(ポリープ切除した場合は注意事項の説明をさせていただきます)。

(6)費用の目安(初診で3割負担の場合・検査食を含みます):
<1>検査のみ8,000円程度
<2>ポリープ切除した場合18,000~24,000円程度(ポリープの個数により異なります)

(7)生命保険の診断書について:内視鏡でポリープ切除を行った場合は保険が出る場合がありますので各保険会社へ確認をして下さい。
診断書1通5,500円

#表示は税込み価格です。

内視鏡治療を受けた際のリスク・副作用(デメリット)

まれにポリープ切除部分からの出血や穿孔などの可能性があります。
ポリープ切除後の出血が予想される場合は予防的に止血クリップなどでの対処を行います。
穿孔などの合併症が生じた場合は外科的治療が必要になる場合があります。
そのような場合には近隣医療機関と密に連携をとり対処します。
肛門粘膜の表面麻酔薬によるアレルギー反応としてショック・血圧低下・呼吸困難などを起こすことが希にありますので、過去に麻酔薬で気分不良になったことがある方は事前に報告をお願いします。